BLOGTOPIC  ・  News
BLOGTOPIC

一覧へ

News
  • 年末年始のご案内
    2018年12月28月
  • ホームページをリニューアルしました
    2018年10月01月

哲祖寺再生工事 その② 基礎工事から完成まで

前回ひきつづき、哲祖寺改修工事の流れを紹介します。

 

お寺の敷地は道路より50㎝低いので、湿気がたまりやすい状態でした。

そこで建物の基礎を新しく作るにあたり、高さを上げます。

曳家で建物を持ち上げておき、砕石を職人さんで運び込み、地盤を道路面の高さまで上げ

その上にベタ基礎を作ります。

お寺はそれまで基礎など無く、石の上に建っていたのですから、ずいぶん丈夫になりました。

基礎が完成すると土台を敷き、建物を土台の上に着地させます。

その後は通常の木工事を始めます。

間仕切りは取り払われ、大広間に変わります。

天井もなくして吹き抜け空間を作り、そこに補強の梁を加えます。

 

改修工事で断熱も強化しました。躯体に断熱材を敷き詰め、窓サッシはペアガラスの最新の

断熱仕様を設置しました。大広間の大きな空間での冷暖房効果を高めます。

↓改修工事前の広間

この大広間はお寺の来客をもてなすスペースです。

完成後も何度か訪問しましたが、その時もこの大広間で

お茶を飲んだり住職を話しをしています。

大広間は吹き抜けがある大空間です。お寺の外観からは

イメージできない空間なので、初めて入る人は

「ほうー」と声をあげられると住職が教えてくれました。

 

次回は完成した様子を紹介します。