100年の家、週始め
こちらの家は、古民家のアズマダチだった所に一階部を何回も増築して使っておられました。一階のこちらを向いている三箇所もある切妻屋根が増築部ですが少し邪魔な印象で、その為に古民家の雰囲気が少し弱くなっていると考えていました。この写真の向かって右側の、長戸の前にはかなり良く出来た日本庭園があり今回はそこにLDKを持って来るというお客さんのご要望だった為、減築もやり難かったので、窓の取替えと木の外壁を新設した以外はそのままのバランスで古民家の雰囲気を目いっぱい出す必要があると考えました。
現在、上屋根の妻部には左官下地の合板を貼ってあり、これから化粧の木梁を取り付けて、その間は漆喰で仕上げていきます。先週取り付けた真新しい破風板とともに木部は全部、古色風に塗装します。
明日から最後の瓦工事、これでぐっと雰囲気が変わって行く所を紹介します。